土地選びの参考に「アトリエのある小さないえ」

この記事では、土地を選ぶ際にどんな家が建てられるのか参考にしていただけるよう
ラフプランを基に解説をしていきます。

今回はハンドメイド作家の「アトリエのある小さないえ」のご紹介です。

アトリエ・ギャラリー

家族構成:40代夫婦(夫/会社員 妻/ハンドメイド作家) 、息子(7歳)

[面積]
敷地面積   76.51㎡(23.14坪)
1階床面積  38.09㎡(11.52坪)
2階床面積  38.09㎡(11.52坪)
延べ床面積  76.18㎡(23.04坪)


<1階>
アプローチの庭からは、ガラス越しにギャラリーが見えます。
玄関を入ると脇にギャラリー、そして奥はアトリエです。

玄関より道路側をパブリック(土足)、玄関より西側をプライベート(上履き)のゾーン分けをしています。
パブリックゾーンでは靴を脱ぐ必要はなく、近所の人との軽いコミュニケーションの場としても使えます。
物理的なゾーン分けとしたことで、履き物を変えることになり
家事モードから、制作モードへと気持ちの切り替えにもなります。

玄関・ギャラリーは庭の敷石を内部まで引き込むことで、外部とのつながりを演出してます。
ギャラリーとつながる庭では、ハンドメイド仲間が集い制作話に花を咲かせます。


<2階>
2階は家族のプライベート空間です。
コンパクトながらも、視覚的な抜けを作ることで狭さを感じさせないようにしています。
小さな家の場合、収納をたくさん設けることが難しいので、物の収納場所をきちんと決めておくことが重要です。
それにより整理整頓が日常化し、不要なものが無駄に増えていくことも防げます。

子供部屋
小さな家の場合、屋根裏の高さを利用したロフトをつくることで
限りある面積を効果的に使うことができます。

書斎
時々在宅ワークのあるご主人の為の書斎は、緑を感じリラックスできる癒しの空間です。
広すぎないことで安心感をもたらし、リラックス効果で仕事もはかどります。

「アトリエのある小さないえ」いかがでしょうか。
小さな家であっても、必要なもの不要なものの判断をして
ジャストサイズな計画とすれば趣味室も充実させることができます。

今回の土地は駅近である為、駐車スペースは設けていませんが
もし月に数回しか運転しないのであれば、住まい環境を充実させる方が賢明かと考えます。
今回の小さないえでは駐車スペースを無くしたことで庭を充実させることができ
庭とつながる開放的なアトリエ・ギャラリー空間が出来上がりました。
もちろん庭は作家さんの作風に合うお洒落なデザインです。

プランで迷ったり何かお困りの方、ぜひ一度ご相談ください。