DIYで弊所を作った際に出た机の端切れ(廃材)を使用し、スタンド看板を制作しました。
構造用合板24mm×2枚でできるシンプルな看板です。
今ある材料そのものの寸法を受入れ、一切カットをしないでできることを前提にデザインしました。
(ズボラなだけです、、、)

緑色の紙のようなものはマスキングシートです。
このシートはデザインのデータを入稿すると、シートを切り抜きしてくれるステッカー屋さんに依頼をしました。

まずはサインの位置を決め、マスキングテープを貼ります。

サイン部分は木目の凸凹感を抑えるため、紙ヤスリで整えます。

サイン部分以外を新聞紙等でマスクし、下地となるの白の塗装をしていきます。
塗装はアサヒペンのクリエイティブカラー(マットホワイト/ブラック)を使用。
写真は1回スプレーした状態ですが木の色がまだはっきりと見えますね。
木の色が無くなるまで、何回もスプレーしていきます。

ムラが出来ないよう一度に厚塗りはせず、何回かに分けてスプレーしていきます。
スプレー→乾かす→スプレー→乾かす の繰り返しです。

乾かす→スプレー の工程を15回程繰り返し、ようやく下地の木の色が消え白くなりました。

完全に乾き切ったら、覆っていた新聞紙、マスキングテープを剥がします。
次に出来上がった白下地の上にマスキングシートを貼っていきます。

空気が入らないよう、ヘラを使い慎重に貼っていきます。

再び塗装に入るので、サイン部分以外の部分を新聞紙等で覆いマスクします。
今度は黒の塗装をしていきます。

白の塗装と同様、何回かに分けてスプレーをしますが
黒はすぐに色が載るので5回程度のスプレーで十分です。

完全に乾いたら新聞紙、マスキングテープを剥がしていきます。
そしていよいよ、マスキングシートのベールを剥がすと、、、

2度の塗装を経て、思い通りに上手くいっているのか、、、いないのか、、、

慎重に、慎重にゆっくり、、、、ゆっくりと、


最後にカス取りをして完成です!
なかなかの思い通りとなりました。感動です!
2、3日置いたら保護塗料を塗布していきます。

屋外に晒されるので、合板の両面にやや厚めにベッタリと塗ります。
(裏側のもう一枚の合板も両面塗布しておきます)


続いて、看板底部にコーキング剤を塗っていきます。
コーキング?!って思いますよね。。。
小口部分の保護を目的としていますが、、この使い方が正しいか否かはわかりません、、、
私的な実験です!

このコーキング剤。
実は何の目的もなく、いつか使ってみたいという衝動に駆られ購入したものです、、
質感はほぼ木工用ボンドです、、、重ね塗りでかなり厚めに塗ります。
看板としてはここで完成としても良かったのですが
フライヤー入れも欲しい!
ということで、フライヤー入れも作っていきます。

まずは合板に下穴を開けます。

続いて、引出し用のものですが、把手を取り付けます。
把手は溶解亜鉛メッキになりますが、この無骨さが個人的に大好きです、、、

その下にコンパネ(廃材)をアングルで固定します。

次に、裏と表の合板に蝶番を取り付けます。

続いて合板の小口にはフックをねじ込みます。

看板の開き具合は、チェーン長さにより任意の角度に調整ができます。

こうしてスタンド看板の完成です!
飾りとしてドライフラワーをぶら下げてみました。
合板底部に実験的に塗布したコーキングですが
すべり止めにもなっていて、なかなかいい仕事をしてくれ嬉しいです。
よくあるA型のスタンド看板で、転倒防止用の重り(水タンク)が載っているのをご存じでしょうか。
この合板看板。何と言っても構造用合板(24mm)2枚仕様で重さは6kg程度あります。
自重により、重りは不要です。
今回は廃材を利用した、オリジナル看板の制作でした。