2024.04神宮前交差点にオープンした東急プラザ原宿「ハラカド」。
近くを通ることがあり立ち寄りました。
この辺りは時代を象徴するような建築物が数多く残っていて
時代による建築の捉え方の違いを考えさせられる、面白い場所でもあります。
「ハラカド」の外装と屋上のデザインは建築家の平田晃久氏です。
そして交差点を挟んで対角に建つ向かいの角には
建築家の中村拓志氏の東急プラザ表参道(2012竣工)があります。
こちらはハラカドの開業に伴い改称「オモカド」になりました。
両者ともに屋上庭園があります。
オモカドは「木漏れ日のある森」
ハラカドは「開放的な森」といった感じでしょうか。
また両者ともファサードにミラーが採用されています。
オモカドの外観は自然を意識した全体的に落ち着いた雰囲気ですが
エスカレーターのあるエントランス部分は、多面体ミラーがトンネルのようになっており
万華鏡の中に人々を映し出し吸い込まれていくかのように構成されています。
一方、ハラカドは外観全体が多面体のガラスになっています。
フラット面と凹凸面が混在しており、フラット面は内部が透けて見え
凹凸面では街ゆく人々や、街並みが映り込みます。
絶妙な相性のカドカド建築。
屋上に上がるとお互い意識せざるを得ずつながりを感じます。
今では表参道は外国人観光客で溢れかえっていますが、ハラカド地下1階に我々日本人心がほっとるすもの
「小杉湯原宿」があります。
表参道に行かれた際は、ひとっ風呂浴びて屋上に行ってみてはいかがでしょうか。
癒されること、 、間違いなし!
杉並区民の私としては高円寺の元祖「小杉湯」いち押しです!